こんにちはー GW満喫中の中高年なりっしーです。
今日は5月5日こどもの日、今年初の山行です。三重県亀山市の仙ヶ岳(せんがたけ)に初めてお邪魔しました。
- 仙ヶ岳ってどのへん?
- 駐車場は?
- 仙ヶ岳ってどんな山?
- 登山アプリ『YAMAP(ヤマップ)』でみる、なりっしーの行動データ(おそっ!)
- 山行のコース紹介 登り編
- 山行のコース紹介 下り編
- 仙ヶ岳 山行のまとめ
- 今日の植物たち
仙ヶ岳ってどのへん?
三重県亀山市と鈴鹿市、滋賀県甲賀市にまたがる山で、新名神高速道路、亀山西JCTの北側に位置します。
駐車場は?
石水渓キャンプ場をもう少し先に行った、小さな東屋が目印の駐車場を利用させて頂きました。5~6台分のスペースがあります。近くにトイレもあり、おススメの駐車場です。
この他にも駐車場があるみたいです。登山口のすぐ近くにも5~6台のスペースがありましたが、こちらはトイレ無しだし、下山した時には路駐に近い状態で停めてある車も数台・・・。
仙ヶ岳ってどんな山?
東西の2つの峰からなる双耳峰で、東峰には仙ヶ岳シンボルの仙の石があります。
西峰は標高961mで亀山7座の最高峰になります。
亀山7座(通称「亀セブン」と言われてるかは定かではないが)とは鈴鹿セブンマウンテンのように、亀山地域の700m前後の7座を亀セブンと認定したものらしい。
今回初めてお邪魔した感想としては、見どころ沢山、見晴らし良好。でもキツイ山、といった感じです。
登山アプリ『YAMAP(ヤマップ)』でみる、なりっしーの行動データ(おそっ!)
登山アプリ『YAMAP』の画像をハードコピーしました。
登山を始めたころは紙地図とコンパスを持って登山してましたが、分岐がある度に取り出したりで面倒でした。そのため確認を怠り、獣道に迷い込んでプチ遭難したこともありました。
このアプリは事前にダウンロードしたマップから登山計画を立てると、ルートミスしてもすぐわかるようになっています。おかげさまで道迷いはゼロになりました。
おまけに画像のように歩いたデータも記録され、大変助かってます。
山行のコース紹介 登り編
朝7:00 小さな東屋が目印の駐車場からスタート。ツツジがきれいな道をバンガローエリアまで行きます。
バンガローエリアの途中、仙ヶ岳登山口がある矢印方向に右折します。石水渓ガイドマップの案内が目印です。
右折した途端、舗装路から一気に登山道らしいスギ林に入ります。登山道に枯れ枝などが覆いかぶさり、踏み跡が不明瞭な箇所があり、YAMAPを確認しながら進みます。
スギ林を抜け、尾根を下りてくると渡渉箇所に出てきます。足場はしっかりあるので難なくクリアー。昔は架け橋があったのかな?真ん中に土台が残ってる。
透明度が高い三ツ淵。ついつい魚を探してしまう。
折角なので寄り道して白糸の滝へ。まあまあ高い美しい滝でした。
ん? よく見るとザイルがぶら下がっている! まっ、まさか!
谷川岳ザイル宙釣り事件が頭をよぎる。
一瞬ビビったが、よく考えるとここはキャニオニングが人気だということを思い出した。分岐のところに長靴の忘れ物もあった。
キャニオニング ⇒ 滝を下りていく
シャワークライミング ⇒ 滝(沢)を登っていくらしい。
寄り道を済ませて正規ルートを登っていき、ようやく登山口に到着。中高年の7人パーティーが準備していた。
昔は車が走れたっぽい道をしばらく進むと、目の前に『鬼ヶ牙』どーーん!
迫力ある岩肌が木々の隙間から覗いています。
元車道?の歩きやすい道も終了。これから本格的な山道に入ります。ここで7人パーティーに追いつかれた。失礼な話、どうみてもなりっしーよりも先輩方のパーティー。メッチャ早い。
彼らはここで小休止だそうです。その間に先に進んでおこう。すると間もなく分岐点へ到着。右は登る南尾根コース、左は下りてくる白谷コース。予定通り南尾根コースへ向かいます。
しばらく進むと縦に切れたように割れた巨岩、炭焼き跡が出てくる。
『鬼ヶ牙』、『割れた巨岩』、『炭焼き跡』とくればどうしても『鬼滅の刃 竈門炭治郎』を連想してしまう。(こじつけかーー?)
要所要所にある案内と赤テープ。きれいな沢筋を登っていきます。
時にはロープがある際どい場所や、当たれば即死亡クラスの落石を木がキャッチしている横を通ったりします。
このあたりで中高年の先輩方7人パーティーに抜かされる。しかもおしゃべりしながら楽しそうに抜いていく。本当に元気な人たち。頭が下がります。
見上げるとまぶしい新緑。しかし足元にはもう沢はなく、大きな石がゴロゴロ。気を付けて歩かねば。
ようやく見どころの一つである、滝谷不動明王分岐へ。
崖の先端にある大岩のえぐれた部分に鎮座する不動明王。登山の安全を祈願します。
この大岩の裏側に不動明王。その下は崖。
大岩のてっぺんに立ってみた。ヒーーーー!ちん寒ポイント!腰が引けるーー!!
だが、景色は絶景!へっぴり腰でパシャリ。
少し霞んでますが、遠くには伊勢湾、山間を縫って進む新名神高速道路が見えます。
南尾根の正規ルートに戻ります。と、いきなりロープ。案内板には『三点支持で』と注意書きがあります。ここでストックをしまいます。
押したらずれ落ちそうな巨岩。小ピークが4~5ぐらいあっただろうか?アップダウンがきつくどんどん体力が削られていく。登りでは常に三点支持のためストックを使えず、一層疲れる。小ピークを1つ超えるごとに大迫力の岩峰が迫ってくる。
見どころの一つ、獅子岩に到着。んーーー、獅子というよりも『ヨーゼフ』に見えてしまう。この画像は上部だけアップにしてますが、全体は岩の崖で周りも岩だらけ。まるでどこかのアルプスにでもいるかの感覚になります。
時刻は11:00。ようやく東峰の仙の石に到着しました。何というアンバランス。自然の力ってすごい!
ここまでたっぷり4時間。息切れはひどく、足はプルプル。心配していた膝の痛みはサポーター効果で今のところ大丈夫そうです。
さー、もう一つのピークである西峰まで頑張ろう!
約30分かけ、11:30やっとの思いで仙ヶ岳961mピークに到達しました!
奥の方には鈴鹿セブンの鎌ヶ岳、御在所岳が見えます。鎌のとんがりはやっぱりカッコいいですね。
大小のピークを越えて歩いてきた南尾根コース。途中の獅子岩、東峰の仙の石が小さく見えます。
実はこの日、途中のコンビニで食料の補充を忘れ、パン1個と前日準備中に嫁さんから渡されたブラックサンダー2個しか持っていませんでした。気温が高くなる情報は得ていたので飲み物は十分です。
予想外に手こずった登りの南尾根で気づいたが、もう遅い。ブラックサンダーを行動食として、2個とも消化してしまう。もしこれでブラックサンダーが無かったらと思うとゾッとする。嫁さん、ありがとう。
山行のコース紹介 下り編
絶景を満喫しながら、残りのパン1個をかじり、11:40いよいよ下山します。
仙ヶ岳から下りてきての分岐。白谷コースで帰ります。
ところがこの白谷コースが曲者で、激下りな上に枯れ葉たっぷりで超滑る。更には枯れ葉の下は浮石だらけで全く気が抜けない。得意な下りだが全然ペースが上がらない。
そういえば西峰頂上付近で、例の中高年7人パーティーはヘルメットを被っていた。やはり彼らはすごい。見習うところが一杯だ。
事故は下りが多いと言うし、下りが得意とはいえ、なりっしーは中高年。ここは慎重に行動しよう。
谷筋を下り、何度も渡渉するのだが、ゴロゴロの石や枯れ葉ばっかりでどうも正解のルートが取りづらい。何度もアプリを確認し、案内板、赤テープを探しながら進むのだが、10m毎に標識があるわけでもなく、途中途切れる箇所も出てくる。
そんな時、このケルンが目印として非常に役に立った。ケルンは崩さないように気をつけましょう。また、自分がここ分かりにくいと思ったら、ケルンを積んでおくのもいいかも知れません。
苔むした堰堤を巻くため、枯れ葉だらけの道でザザッっと滑りながら下りたり・・・
梯子を下りて、またすぐ梯子を登ったりの難所をへとへとになりながら進んでいきます。何度も渡渉を繰り返し、そのたび赤テープを探し、ルート確認し、ようやく朝登ってきた南尾根コース分岐までやってきました。
ここまで来たら一安心。この先は傾斜もゆるく、元車道らしき歩きやすい道を下るだけです。ほっとしながらも緊張感は保ち、焦らずに進んでいきます。
そしてついにバンガローエリアに入り、舗装した道路を進み、駐車場までやってきました。14:20下山完了です。
仙ヶ岳 山行のまとめ
今年初の登山で足慣らしを兼ねての登山でしたが、ブランクがあったこともさることながら、こんなにキツイ山行は久しぶりです。
リサーチ不足で1,000mレベルの里山と、完全になめてました。
今回の南尾根コース(登り)は見どころがたくさんある反面、傾斜がきつく、アップダウンで体力消耗。更には岩峰のため岩登り要素が高く、とても初心者向けとは言えません。
白谷コース(下り)は渡渉箇所が多く、ややルートが不明瞭。目印を確認しながら慎重に進む必要があります。またルート上も浮石や枯れ葉が多く、下り傾斜もきついため決して歩きやすいとは言えず、常に緊張して歩く必要があります。
なりっしー的には中~上級者レベルではないかと思います。もし行かれる場合はより慎重な行動で楽しい山行になることをお祈りいたします。
今日の植物たち
お花たちはほとんど名前が分かりません。でも自然には癒されますね。
最後までありがとうございました。 ではまた。