こんにちはー 中高年のなりっしーです。
南アルプス夜叉神峠登山口を出発し、ナイトハイクの真っ只中、漆黒の森の中で何かに遭遇!! 一体なに??
なりっしー👦:『ギャー! なにあれ! 何か光ってる! 』
自制心😒:『何やあれ! 2個光っとるで。遠いからへッ電の光届かんな。』
👦『あっ! さらに2個増えた。 エッ! 動いた! キモっ! 』
😒『動物っぽいな。鹿にしては小さいし、ねずみ系にしては大きいな。』
👦『うわっ! また動いた! 』
😒『ビビりすぎやって。タヌキかキツネちゃうか? 化かされて道迷いせんようにしないと・・・』
結局、正体不明だった。3:30杖立峠に到着。まだまだ真っ暗。登山口からのコースタイム(CT)は2:50。出発が1:00なのでここまで2:30。おっかなびっくりにしては早く着いた。
👦『あの薄っすら見える稜線って北岳だよね。稜線直下でなんか光ってるぞ。』
😒『他の人のへッ電やな。まさか遭難とは思えんが、こんな時間でも活動してる人もおるんやな。こっちも気ぃつけて行こか。』
ようやくへッ電無しでも見えるようになったころ苺平に到着、ちょっと休憩。
▲苺平モニュメントの後ろからご来光 太陽ってありがたい。
👦『登山口から苺平までのCTは4:40。今5:20なので4:20。ほぼCT通りだね。』
😒『暗い中よう頑張ったな。けどアップダウンで結構消耗したんちゃう?』
👦『そうなんだよね。あのアップダウンって地味にキツイよね。』
▲真っ暗で怖かった森も夜が明けた。
👦『差し込む朝日がきれいやな~~。』
😒『そうやな~。 おっ、ちょっと開けてるあそこからなんか見えるんやないか?』
👦『わーーーお!!』
▲雲海から頭をのぞかせる峰々
👦『おーーー! すげーー、すげーー!!』
😒『おいおい、落ちるぞ! 八ヶ岳ではないな。どこやろ?』
南御室小屋に到着するも、あまりの景色に先を急ぎ、小屋はスルー。小屋からの登り返しがめっちゃキツかった。
👦『ふー、ふー、この傾斜はキツかったな。』
😒『そうやな。ん?あそこも開けとるで。』
👦『どれどれ・・・ ギャー!ふ、富士山やないかーーー!』
▲圧倒的な存在感を放つ富士山
👦『富士山!富士山!かっけー!雲海もすっげーキレイ!』
😒『だから、落ちるぞ! ちょっとは落ち着いて後ろ見てみぃ。』
振り返ると、
▲大迫力の白根三山
👦『ウッソー!! 北岳!間ノ岳!農鳥岳! 南アルプス代表格。』
😒『右(東)を見れば富士山、左(西)を見れば北岳。上がる気持ちはわかるが、足元注意やで。ほら、もうすぐ薬師岳や。』
▲薬師岳
👦『おーーー! 正面もすごい。目の前に薬師岳、奥に観音岳、地蔵岳が隠れてて更に奥は甲斐駒ヶ岳ですかー?』
😒『左下に薬師岳小屋の赤い屋根が見えるやろ。こっから下りて、登り返しやで。足元は花崗岩のザレ場やから滑らんようにな。』
▲薬師岳の山標
👦『やっと着いたー!ここが薬師岳か、バックに北岳っていいなー。』
😒『にいちゃんが写真撮ってくれって。こっちもお願いして撮ってもらおうや。』
パシャリ。
😒『満面の笑みやな、うれしそうに。にいちゃんありがとう。』
▲八ヶ岳 右側のかっこいいとんがりが赤岳かな。
近そうに見えるが片道40分。本当は更に奥にある地蔵岳のオベリスクも見たかったが、ここまでの景色で大満足。帰る足も残さないと。
😒『さぁー、そろそろ帰ろうか。写真撮ってパン食って、また写真撮って。もう1時間ぐらいおるぞ。』
👦『名残惜しいけどしょうがないね。じゃー最後の写真を・・・。』
▲天空の白砂ビーチに雲海
▲薬師岳最高地点の陰から富士山
▲鮮やかなスカイブルー
👦『こっちは南アルプス南部だパオーン!ってマンモスの後姿みたいじゃない?』
😒『あんまりパシャパシャ撮ってるとバッテリーなくなるぞ。』
👦『これが北岳だワン!って犬みたいに見えない?』
😒『おーい、人の話を聞いてるかー?』
▲苔ロード
▲シカがでかい! シシ神の森か?
▲ガスガスの北岳方面 見上げる程下りてきた。
▲夜叉神峠の標識
👦『やっとここまで下りてきたね。行きは真っ暗で見えなかったけどこんな立派な標識があったんだね。』
😒『真っ暗闇のスタートで怖かったな。けど、後もう少しでゴールや。最後まで気ぃ抜くなよ。』
そしてついにゴール。約12時間、約20キロでした。
👦『はぁーー、終わったー、疲れたー。』
😒『お疲れさん、ここまでよう頑張ったな。無事に下山出来て何よりやな。』
👦『そうだね。自制心のおかげでここまで無事にこれたわ。ありがとな。』
😒『おー。またチョイチョイ出てくるからよろしくな。』
気づいてると思うが、自分で自分をほめているなりっしーであった。
温泉、感想は番外編へ続く。
(2話では無理だった)
ではまた。