なりっしーの「それ行け!中高年!」

アクティブな中高年を目指して

【山行記】20230503 三重県御在所岳でアクシデントによる地獄の下山

こんにちはー 中高年のなりっしーです。

5月3日(水)、今日は山です。

朝から忘れ物にルート変更、おまけにアクシデント発生で撤退しました。

 

🐕『今日行く、御在所岳ってどんな山っすか?』

👦『アクセスが良く、ルートも豊富。四季折々の草花や奇岩も多く、初心者からクライマーまで楽しめる鈴鹿山脈で人気№1の山や。』

 

🐕『今日の予定は?』

👦鈴鹿スカイライン武平峠から最短ルートで登頂。スキー場の途中から国見峠へ下ってゴジラ岩の口にしっぺい君を突っ込んで記念写真の予定や。』

 

🐕『なるほどっす。じゃーナビは鈴鹿スカイライントンネル手前の駐車場っすね。』

👦『よし、セット完了。このナビまた23号線行けって言ってるよな。いつもナビ無視して多度から306号線で行ってるけど、今日ぐらいはナビの言うこと聞いたるか。』

 

🐕『朝6時前なのに結構な交通量っすね。この車の時計ほんとにあってますか?』

👦『どれどれ・・・あっ、腕時計忘れた。まぁスマホ見ればいいか。』

 

🐕『ナビ、ここ曲がれって言ってますよ。』

👦『ここ曲がったら四日市市街地通ることになって時間かかるやん。でもここまで来たらしょうがない、ナビの言う通りにしたるか。』

 

🐕『ちょっと時間かかりましたけどもうすぐ到着っすね。』

👦『駐車場の入口を入ってっと・・・えっ、満車やん。しゃーないから下の駐車場から登山コース変更するしかないな。』

 

🐕『ちょうど最後の車が真ん中停めてましたね。』

👦『無理やりその後ろ停めてもいいんやけど、あれはモラルに反するからな。』

 

鈴鹿スカイライン横から表登山道に入る

👦『表登山道は初めてやね。いきなりこの崖みたいなところ登って行くのか。』

▲ザレザレ、ガレガレ

▲ロープ、木の根

👦『出だしから急登。3点支持で慎重に行こう。』

🐕『この傾斜加減撮るのが難しいっすよね。わかりますかね。』

 

▲朝お預けを食らった駐車場

👦『見てみぃーあの駐車場。路駐もおるやん。』

🐕『あんな輩はダメっすね。』

 

▲イワカガミ

🐕『ピンクで可愛らしい花っすね。』

👦『群生してるとめっちゃきれいだよね。』

 

▲薬の落とし物

🐕『何の薬っすかね?』

👦『ポチッ! 胃潰瘍の薬みたいね。私はヘリコバクターピロリ菌を除菌して胃潰瘍とおさらばしたよ。』

 

▲きれいな階段

▲登りつめると滝の見晴台

▲微妙な滝

👦『こんな登山道に立派な階段があるから期待しちゃうよね。』

🐕『モヤモヤっすね。』

 

▲崖を見上げる

👦『しかし険しい登山道やな。』

🐕『この険しさ伝わりますかね。』

 

▲たまーにある見晴らしのいい場所

👦『雲母峰(キララ)かな?』

🐕『キララミネってかわいいネーミングっすよね。』

👦『でも私はここで遭難してるから・・・😰😰😰』

 

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▲君の名は?

🐕『このお花も可愛いいっすね。』

👦『名前知らんけど。』

 

ツツジ

🐕『きれいなツツジっすね。』

👦『しっぺい君、ボケボケ。ごめん。』

 

▲渡渉ポイント

▲岩がもこもこ、草ももこもこで不思議な空間

▲舗装路に着いて違和感が・・・

 

👦『ようやく舗装路まで来たな。 あれ? 足に小枝でも絡んどるか? 何かおかしいな。』

🐕『なりっしーさん! ヤバいっすよ!』

 

▲激ヤバ!!!

👦『うっそー!! 何これ! しかも両足!!』

🐕『何でこっちの古い靴にしたんすか?』

👦『いやー、前回この先のゴジラ岩に来た時に岩がゴロゴロしてた覚えがあって、こっちの靴はソールが硬くていいかなっと思って・・・。』

🐕『そうかもっすが、古すぎでしょ、その靴。一体何年選手っすか?』

👦『かれこれ15年以上・・・。』

🐕『登山中にソールがはがれるって、ベタな登山あるあるじゃないっすか。どうするんすかこの後。』

 

😒『選択肢あらへんで、《このまま下山する》一択や。』

👦『ウッ、なるっしーが出てきた。でもその通りだな。下山しよう。』

🐕『そうと決まれば、ゆっくり慎重に下山しましょう。』

 

▲下山開始直後

👦『うわっ、左足が死んだ!』

😒『まだ100mも進んでないのに。はがれたソールはちゃんと持ち帰れよ。』

 

右足『ザッ!』 左足『ガリッ!』 ザッ! ガリッ! ザッ! ガリッ!

👦『左足の音がおかしい!』

▲痛々しい左足

😒『ウレタンが擦れて白い硬い部分が露出してきたんやな。これは滑るぞ。』

👦『右足で踏ん張るように意識するわ。』

😒『これで右足も死んだらシャレにならんから応急処置しとき。』

 

▲応急処置

🐕『このロープはソールがはがれそうで困っている女子と遭遇した時のヒーローアイテムじゃないっすか。』

👦『まさか自分が使うとは・・・トホホ・・・。』

😒『いざ縛ってみるとうまいこといかへんな。縛る練習もしといた方がよさそうやな。』

👦『応急テープもあるらしいから帰ったら見てみよう。』

🐕『まずは全力で安全に下山できるように頑張りましょう。』

 

思い返せばこの表登山道、急登でザレザレでガレガレで岩場もあった。当然そこを下りるってことだ。一気に不安になる。

ガリッっていう左足が何度も滑った。右足が死なないように歩幅は半分にした。

手も使い、気も使い、くたくたになって・・・

▲車道が・・・

ついにスタート地点の車道が見えた。

車道に出た途端、右足が死んだ。

▲ついに右足が死んだ

👦『ここまでよく踏ん張ってくれたな、右足。』

😒『あとは駐車場までのロードだけや。OKとするか。』

 

▲到着

👦『朝2台だけだった駐車場も一杯。恐るべしゴールデンウイーク。』

 

▲登山靴が無残な姿に・・・

🐕『改めて靴の裏側見るとすごいっすね。凄まじい力に耐えて頑張ってくれたんすね。』

👦『ザレ場もガレ場も滑らんように、捻挫しないように守ってくれたんやな。』

😒『合掌!!』

 

腕時計忘れた。違う道通った。駐車場いっぱいでコース変更した。ソールがはがれた。

トラブル続きの1日、もしソールがはがれずそのまま国見峠方面へ行ってたらどこかで滑落していたかも?

😒『気をつけなはれや!』

 

ではまた。