こんにちはー 中高年のなりっしーです。
今から10年前(2014年)の9月中旬、嫁さん👩とこんな会話をした。
👦『今度の休み(9月27日土曜日)に御嶽山でも行ってみる?』
👩『えー、御嶽って高い山ちゃうの?』
👦『標高は3,067m、国内14位。独立峰だと富士山の次に高い山や。』
👩『私でも登れるの?』
👦『長野県側の田ノ原公園から登ったら最短。コースタイムは往復5時間やから、ゆっくり登って山頂付近で丁度ランチできるで。それに下旬になったら紅葉も進んでるかもね。』
👩『わかった。じゃー頑張るわ。』
~~~それから2,3日後~~~
👦『あー、ごめん。急に仕事になって行けんくなったわ。』
👩『えー、残念。天気もいいし紅葉も期待しとったのに・・・。ぶー、ぶー』
👦『また今度な・・。』
~~~9月27日土曜日会社にて~~~
午前中の業務を終え、昼食を食べて一休み。
👦『あーいい天気やなー。ホントは今頃御嶽でランチしている頃だよなー。午後の仕事始まる前にネットでも見て時間つぶすか・・・。』
ポチッ。
👦『えっ? ウソやろ? 御嶽噴火?』
👦『もし行ってたらドンピシャやん。』
👩『二人とも死んどったね😱😱😱』
最終的には58名死亡、行方不明5名の大惨事となりました。もし急な仕事が入らなかったら2名分追加になってました。
行きたくても行けなかった御嶽山、行けなくて命が助かった御嶽山。
入山規制が一部緩和され、王滝頂上まで登れると聞き、2020年8月に慰霊登山をしました。登山客はまばらで天候はガッスガス。
スイスイと八合目、九合目を過ぎて王滝頂上に到着。
鳥居をくぐりお社の左側を抜けると八丁だるみに行けるのだが、立ち入り禁止。
天気が悪く眺望もない。この先に行きたくても行けない。なんか不完全燃焼。
八丁だるみ方面に向け合掌。
『どうか安らかにお眠りください。私が生き残って申し訳ございません。』
慰霊登山はモヤモヤして終了した。
~~~さらに時は過ぎて2024年9月~~~
何かと忙しくあれほどショッキングだった御嶽山の噴火事故のことも忘れつつあった日常の中でふとこんな記事を見つけた。
【御嶽山噴火1年】生還女性が初めて語る「あの時」 「焼け死ぬのか、溶けるのかな…」(1/6ページ) - 産経ニュース
壮絶、まさに地獄からの生還。生きるという執念。非常に強い女性。
あらためて、もしその場にいたらと思うとゾッとする。
更に調べてみると規制が緩和されて八丁だるみから剣が峰まで登れるみたいだ。
噴火からちょうど10年の区切りの年にこんな記事を見つけるなんて・・・。
これはもう慰霊登山のリベンジだ。
2024年9月7日(土)早朝、御嶽山に向け出発した。
駐車場が。なんか変。いい景色。うわっ臭い。ヤバい。
何のことか次回に続く。
ではまた。