こんにちはー 中高年のなりっしーです。
寄り道ばっかりでしたがようやく旅の本題スタートです。
立山駅までやってきた私たち。これから立山ケーブルカーに乗り、美女平駅に向かいます。
すごい急勾配。登山でもなかなか見ない勾配です。
ケーブルカーの中では女性の声で案内が流れます。
『左側には材木石と言われる・・・』
👦『左側に何かあるってよ。』
😒『しっかり聞いとけよ。溶岩が冷えて固まった六角柱の石が材木に見えるんだってよ。』
👦『あっ、あれか。（ゴソゴソ・・・写真間に合わず）残念、撮れんかった。』
😒『去年、兵庫県豊岡市の玄武洞公園に行った時にも見たやろ。』
👦『これねー。何気なく寄った公園だったけど、すごい迫力だったね。』
😒『これは六角柱の塊やったけど、立山のやつは六角柱の１本、１本がゴロゴロしてる感じやな。そろそろ美女平や。』
美女平に到着。ここから高原バスに乗って室堂に向かいます。
▲美女平駅
👦『うわー！外みて！真っ白！』
😒『あちゃー、残念やな。』
▲これから乗り込む高原バス
👦『このバスに乗るんだね。』
😒『進行方向に向かって左側の席からは、天気が良ければ滝が見えるらしいな。もう左側は満席、しかもこの天気じゃ滝もよう見えんやろ。ほれ、嫁さん運転席のすぐ後ろの席ゲットしたでー。』
👦『ここだったら前が丸見えだね。おっ、あれは美女杉かな？ あれが仙洞杉か、屋久杉と同じぐらいの樹齢なんだってね。立派ー！』
😒『やっぱり今日の天気では称名滝は無理やな。いつもならバスも停まってくれるらしいが今日はスルーや。』
👦『まーしょうがないよ。でもどんどん登ってきたらちょっと雲から抜けた感じだね。』
😒『おっ、まだ雪が残っとるな。雪の大谷は圧巻なんやろな。さっ、ついたで。室堂や。』
室堂駅に到着。駅の中はテレビで見たまんま。
次の大観峰までの立山トンネルトロリーバスの発車まで少し時間があるため散策します。
▲立山記念碑
雄山、大汝山、富士ノ折立全て雲の中。それでも立山の雰囲気は十分。峰の向こうには剱岳が見えます（心の目には）。
ついに雨が降ってきたのでカッパに着替え、みくりが池までは歩きます。
▲みくりが池
👦『わお。意外と大きいね。』
😒『この池の奥の方にも山小屋や、テント場、温泉とかあるで。紅葉シーズンとかになるとテレビで特集とかやっとるな。』
👦『名古屋駅を7：30に出発して、今14：00。憧れの立山室堂だったけど、急に身近になったような気がするな。今度は天気のいい日を狙い撃ちして個人で来たいな。』
😒『今日は天気が残念やったからな。もう時間や、もどるで。』
👦『トンネルの中をこのバスで走るんだね。』
😒『バス言うとるけど架線から電力を供給して走る電車、つまり鉄道の一種なんやで。』
👦『へぇー、バスの上のパンタグラフみたいなのがそうか。言われれば運転席も自動車というよりは電車に近いかも。』
😒『もう日本でトロリーバスはここだけなんや。さ、出発や。』
👦『音も静かでホントに電車に乗ってるような感じだね。さすがにガタンゴトンはないね。』
大観峰駅に到着です。窓の外はーーー？
👦『ガーン！ 真っ白！ 待てよ、この景色最近見たことあるぞ。』
😒『これやろ ⇩ ⇩ ⇩ 』
👦『あー、身延ロープウェイの時だー。』
😒『つくづくロープウェイには縁がないな。』
▲少しだけ見えてきた。晴れてたら素晴らしい景色なんだろうね。
大観峰駅から立山ロープウェイに乗り継ぎ、黒部平駅に向かいます。
👦『うおー 雲の中からゴンドラが現れたー。すっげー！』
😒『落ち着け、落ち着け。それよりも何か気ーつかへんか？』
👦『綱渡りは無理だろ。いや、鯉登少尉だったらいけるんちゃうか？キエエエエー！』
😒『キエエエエー！あらへんがや。よー見てみー。途中に支柱が１本もないやろ。』
👦『ホンマや。結構、支柱のところでガタンっていってビビるとこだけど。』
😒『環境に配慮した設計で支柱がないんやて。５０トンの重りでロープを引っ張っとる言うとったで。』
👦『へぇー、５０トンか。２５トンのフル母材が２個か、すげーな。』
😒『母材って・・・もう職業病やな。 ほれ、乗り込むで。』
▲立山ロープウェイのゴンドラ ブルーのカラーリングがカッコいい。
👦『よっしゃー！しゅっぱーつ！』
😒『真っ白で何も見えんのになんで元気やねん、中高年なのに。』
😒『ほら、真っ白やで。』
👦『雲の中へ突撃ーー！ キエエエエー！』
😒『・・・』
異様にテンションが高いなりっしー。懸命に自制心が抑えます。
いよいよ黒部ダムに降り立ちます。気になる天気は？
その③へ続きます。
ではまた。
