こんにちはー 中高年のなりっしーです。
山梨県身延駅近辺のゆるキャン△で十分楽しんだ私たち。次は身延山久遠寺へ向かいます。
信号を曲がっていきなり現れる、第一の門『総門』。立派な門ですが車で通過できます。ここから先が久遠寺の聖域となります。
天台宗の比叡山、真言宗の高野山、日蓮宗の身延山といったところか。
鎌倉時代に『法華経』を布教された日蓮大聖人が、この地の地頭の招きで入山し、晩年の9年間を過ごした霊山だそうな。
日蓮大聖人の「いずくにて死に候とも墓をば身延の沢にせさせ候べく候」という遺言の通り身延山に奉ぜられ祀られたそうな。
立派な総門をくぐり、仲町無料駐車場に車を停めます。トイレもあり、無料なのでおススメです。少し歩きますが、通りに面したお土産屋さんとかを見ながら進んで行きます。
どーーんと重厚な三門、日本三大門の一つだそうです。
南禅寺(京都)、東福寺(京都)、久遠寺(山梨)の三門たちです。言われてみれば南禅寺、東福寺の三門も大きかったなー。
三門の向こうに階段が見える。あれが噂の菩提梯(ぼだいてい)。
三門をくぐって両サイドの巨木を見上げながら進んで行くと、菩提梯が目の前に立ちはだかります。
全287段、高さ107m。さぁー、気合を入れてスタート。
ひーーーー! きっつい!
ゼーゼー言いながら途中で見上げますが、先はまだまだ。人があんなに小っちゃい。この急勾配伝わるかな?
後ろを振り返ると、足を滑らせたら一気に下まで滑落しそうな恐怖感さえ覚えます。
やっとの思いで287段登りきると五重塔がお出迎え。
汗が噴き出し、心臓バクバク。何でだろう?階段って登山よりきつい気がするのは私だけ?
嫁さんは休憩用ベンチに横になり完全にグロッキー。元気な子供たちがガンガン登ってきます。回復を待ってリスタート。
報恩閣どーーん!
豪華な飾り彫刻。お見事です。
でっぷりと肥えた立派な錦鯉。この池を横目に御朱印をもらいに総受付に入ります。
本堂はじめ、各御堂の内部は撮影禁止です。天井絵や屏風など見どころ沢山。写真撮れないのが残念。一通り見学し、いよいよロープウェイで思親閣へ向かいます。
大人往復券1500円。HPで割引券を印刷して提示すると1400円になります。
関東一の高低差763m。片道7分の空中散歩。富士山に八ヶ岳、南アルプスも・・・ 絶景の大展望を期待してワクワクで乗り込む。
さぁー、山頂駅に到着です。絶景の大展望は???
がーーーん!! ガッスガス!! まー梅雨入りのこの時期、しょうがないね、雨でないだけでも良しとしましょう。
山頂駅からほどなく。ここを左に登っていくと思親閣です。日蓮大聖人が遠く離れた故郷や両親を思い奥之院思親閣(ししんかく)を建立されたそうな。
ガスガスで幻想的な仁王門。
日蓮大聖人の御手植杉。あれから750年、立派な大杉になりました。
思親閣の御朱印。6月限定だそうです。
山頂駅に戻り昼食タイムとします。
券売機で鶏がら味「ラーほー」880円を発注。窓から見える景色は真っ白。
ほどなく着丼。
鶏がらの塩味、ほうとう麺に湯葉も混入。塩味なのであっさりだが、うまみ濃いめでとてもおいしい。スープまで飲み干し完食。
テーブルに置いてあったのでついパシャリ。
身延町公式キャラクター「みのワン」。耳が身延饅頭で眉毛が桜の花びら、富士山がモチーフのスカーフを巻いてる。こいつもかわいーー!
おっと、失礼。キモイですよね。
気を取り直して1階の売店で串(苦死)切だんごを食べます。
お店おススメの竹炭(ちくたん)にくるみ味噌で頂きます。1本400円。店員さんがだんごを渡すときに串の下をハサミで切ってくれます。それで串(苦死)切だんごなんだとか。
お味はーーー⁉ ン⁉ つ、冷たい! まだ焼けてないのか? それともこんなもんなのか? 正解がわからん。
みたらしだんごや、五平餅を想像していたのでビックリ!くるみ味噌はうまかった。
ゆるキャン△では、野クル(野外活動サークル)顧問の鳥羽先生、大垣千秋、犬山あおい、その妹あかりちゃんが初詣、初日の出でここを訪れてます。
ほらね、ここにもゆるキャン△が。アニメの力ってすごいですね。
ロープウェイは20分間隔。売店でお土産を物色してるとあっという間です。下界は晴れてました。あの階段を下りるのも怖いので、斜行エレベーターに乗ってみます。
エレベーターの中は前後に2人ずつの座席があり、結構広め。なかなかの勾配を行き来します。乗り込んだらドアを閉め、行先ボタンを押すだけ。まさにエレベーターそのもの。料金は無料ですが、維持管理費のため募金箱が置いてあります。わずかでもいいので寸志を。
私たちが停めた駐車場は無料ですが、斜行エレベーターから見えてる駐車場は有料です。
仲町無料駐車場まで急な下り坂を歩いて向かいます。途中には宿坊が沢山あり、結構宿泊者もいるようです。泊まってみたい、ちょっと興味あり。
車まであと少しというところで雨に降られました。結構ザーザーなやつ。車に飛び込み濡れた頭を拭いて一息。
そろそろホテルに向かわねば・・・。
ではまた。