なりっしーの「それ行け!中高年!」

アクティブな中高年を目指して

【釣行記】20220226 チヌ狙いがネンブツダイ狙いに?

こんにちはー 今日も元気な中高年なりっしーです。

 

チヌの釣果情報で、紀伊長島の地磯『赤岩』で40cmオーバーのチヌが連発、乗っ込みか?といった記事を発見。もうそんな季節か、久しぶりにチヌでも狙ってみるか。

 

まてよ、『赤岩』といったら駐車場からわずか数分で行ける地磯であり、大型のチヌやグレの実績もあり、超人気のポイント。あまり人数が乗れない磯で競争率高く、土曜日だったらまず無理だろうな。

 

じゃー、近くの紀伊長島漁港の内側堤防はどうだろうか?調べてみるとここも大型チヌの実績もある。

 

駐車場からも近く、トイレもあるぞ。ここだったら多少出遅れても竿は出せそうだ。

 

てなことで、いつものエサ屋さん『釣りえさのイワキ』に解凍予約、シャビシャビをリクエスト。朝4:30ごろ受け取り、紀伊長島漁港に到着したのが6:00ちょっと前。

 

辺りはまだ薄暗く、先行者は堤防付け根で投げ釣り。先端付近は誰もいないので先にトイレへ。水洗トイレで、男女別。これなら家族連れやカップルでも安心して釣りができそう。それにしても風が冷たく、やや強め。予想以上に寒い。

 

準備して堤防へ上がると風が強い。先端(東)に向かって左(北)からの風のため、先端付近から港内向きに釣り座を構える。ようやく明るくなってきた。

 

オキアミ 集魚剤

今日の配合。エサ屋さんオリジナルの『にんにく・コーン』と『グレ』を混ぜる。一応チヌ狙いなので初めて『にんにく・コーン』を使ってみる。混ぜているときは妙に粉っぽい感じがするが、練りこんでいくと粘りが出てきてまとまりやすい印象。あくまでも個人的感覚です。

 

実際使ってみると、表層付近に白っぽい煙幕が留まる反面、沈下スピードが速い混合物もある。どうやら砂や貝ガラも配合されている模様。幅広いタナに効きそう。

 

ん? なんでこんなにくっきり見えるんだ? よーく見ると底の大きな石も見える。干潮であることに加え、海水自体が澄んでるようだ。落とし込みをやってたころの経験上、あまりよろしくない状態だ。嫌な予感しかしない。

 

案の定、コマセを打っても打っても小魚一匹すら寄ってこない。ウキは沈黙、こりゃボーズ決定だなと、早々にあきらめたとき、後から入ってきた3人組の1人にアタリが。

 

竿は満月、もう1人はタモを構えてスタンバイ。こりゃー年なしかー?? なかなか浮いてこない。 ?? 引き込みもない。 ?? 首振りもない。 ?? 数分やりとりしてタモに収まったのはなんと『巨エイ』でした。

 

後から入ってきていきなりチヌじゃーなくてホッとする反面、エイだろうが釣れてうらやましい気になる。もうちょっと頑張ってみるか。

 

堤防の先端から潮が引かれ、少し潮目が出てるのを発見。狙って流してみるも変化なし。タナをドン深にしてみても根魚、ベラも釣れない。足元はどーだ? 相変わらず海水は透け透けでコマセを打ってもスーーと沈んでいくだけ。ネンブツダイの1匹もいない。

 

あー足元のネンブツダイが懐かしいなー。時間は10:30、コマセもまだたっぷりあるため、場所替えを選択。とりあえずネンブツダイでも釣りたいと思いサッサと撤収。

 

初めて江之浦大橋(アルファ大橋)を通って海野漁港へ向かう。すごいね。グルッとまわって高度を稼ぎ、対岸まで渡してくれている。

 

海野漁港へ到着するが、駐車スペースがない。んーどうしようかと悩んでいたら、一台早々に帰っていった。もしかしたらこっちも全然だめなのかな? とりあえず準備してテトラが入った堤防外側へ向かう。ここのテトラは大型で足場が悪く、フカセができる場所が限られているが運よく空いていた。エギンガーが多かったのが幸いだ。

 

いつもの場所にセット。ネンブツダイ狙いでコマセを足元に打ってみると・・・。

バッカン受三郎と釣り座

いたー! ネンブツダイだー! これこれー! 早速足元に仕掛けを投入。すかさずウキが反応。あわせるも空振り。ネンブツダイ相手に焦ってしまった。

再度コマセを打つとどんどんネンブツダイが寄ってくる。仕掛けを張り気味に向こうアワセ。心地よい生物反応。やったー!ネンブツダイ釣ったぞー!ボーズ逃れに一安心。

 

さーこれからどうなる? 恐る恐る沖目にコマセを打ち、仕掛けを投入。ウキが一瞬ピクリとするもそこから反応なし。あげてみるとサシエがない。何かがいそうだ。

 

今までとは違い、期待感しかない。さらに投入。今度は明確にウキが入る。どりゃーと合わせるも空振り。もしかしたらアジかな? アジは強いアワセだと口が弱いので切れてしまう。再度ウキが入ったところで聞きアワセ。コツコツっと魚の反応。ゴリ巻きしないように気をつけて15cmぐらいのアジをゲット。

 

こんな小アジがすんごくうれしい。次々と小アジが釣れてくる。ある程度キープするとやはりグレが釣りたい。が、コマセに群がっているのは足元のネンブツと茶色く見えるアジの背中のみ。グレの黒目の魚影は見えない。

 

ここは分離作戦だな。近めにコマセを多めに打ってネンブツ、アジを足止めし、沖目に仕掛けを投入。仕掛けがなじんだころ沖目に追いコマセ。それでもアジが釣れてくる。

 

何度かこれを繰り返し、入ったウキに聞きアワセをしていたその時、いきなりズン!という手応え。ギューンと走りドラグが鳴る。えっ!なにこれ!と久しぶりにレバーブレーキを使い何とか立て直し。テトラ際での突っ込みが激しい。間違いないグレだ。

 

突っ込みをかわし、浮き上がってきたのはでかいグレ。これは抜くのは大変だ。レバーブレーキを握りしめ、タモ、タモと焦ってしまう。久しぶりに使ったタモにようやくネットイン。

 

もしかしてこいつは目標にしている30cmオーバークリアーじゃーないか?ドキドキしながら計測。残念、28cm!もうちょい。やはり30cmオーバーは夢なのか?

 

その後も大き目グレを2匹追加。目標クリアーとはいかないが、場所替えが功を奏し大満足の一日となりました。

釣り上げたアジとグレ

下処理をしておいしくいただきます。アジの口を広げエラを取ると内蔵も付いてきます。内側を洗い、頭と背ビレ、腹ビレ、ゼンメを切り落とします。

片栗粉をまぶしてカラッと揚げます。サックサクでおいしいです。

アジの唐揚げ

 

次はグレの刺身。3枚におろし、皮をすいて短冊にします。ここでワンポイント。刺身の昆布締めって食べたことありますか? うまみ成分が出て身がもっちりとしておいしいですよね。でも乾燥昆布を水で戻したり、締めた後の昆布を捨てたり何かと面倒ですよね。そんな時に役立つのが『昆布茶』

 

短冊にした身に昆布茶をまぶし、ラップにくるんで冷蔵庫で一晩寝かすとおいしさ倍増です。新鮮な刺身ってコリコリしててこれはこれでおいしいですよね。でも昆布茶で締めた刺身はもっちり食感で甘くなる感じ。スーパーで売っている刺身でもできますよ。是非お試しを。

グレのお刺身

ちょっとだけお茶の緑が着色しますが、つやつやに仕上がります。

鯛茶漬けならぬ、グレ茶漬けも追加しました。麵つゆで漬けた切り身をご飯の上に乗せ、インスタントのすまし汁をかけてお湯を注ぎます。グレってもともと鯛っぽい味なので鯛茶漬けそのままですね。これもうまい。

夕食のグレ茶漬け

 

いい夕食になりました。ご馳走さまでした。